少し楽器のことなどを紹介しようと思います。

オーソドックスなD管のホイッスルで一番よく使っているのは、Ronaldo Reyburnというアメリカのメーカーの、Narrow Boreモデルです。

最初にReyburnの楽器を購入したのは2007年。ハイエンドの楽器が欲しくなっていた頃で、世の中ではBurkeやCopeland、Abellなどが評判でしたが、なんとなく人と同じなのは嫌なタイプなので、身近には使ってる人がおらず、ややリーズナブルだったこのメーカーを選びました。

たしか当時はこのNarrow Boreはまだなくて、ひとまわり太いSession Bore(と現在呼ばれているモデル)でした。背圧が強く、かなり気合を入れて吹かなくてはいけない楽器でしたし、特に2オクターブ目は手ごわいです。音量も大きく、大人数のセッションや屋外ではいいのですが、小さな部屋やマイクの前ではちょっと気をつけないといけない。

反面とても気に入ったのは、古典的な味わいのある音色と、反応の鋭さ。もっと人気のあるハイエンド・ホイッスルも吹かせてもらったことがあるのですが、良くも悪くも角が取れた音色に感じました。対してReyburnの楽器は、装飾音をパイプスのように力強く表現してくれます。

Narrow Boreは翌年になって手に入れました。初めは練習用のつもりだったのですが、やがてこちらの方がメインになってきました。音色が魅力的、反応が鋭いという点はSession Boreと同じなのですが、低音から高音に至るまで吹きやすく、管の壁面が薄いせいか、Generationのホイッスルが持つような魅力的な響きが加わっています。

ホイッスル奏者の全てがそうではないと思いますが、多くの人が、ClarkeやGenerationというような、老舗のメーカーが作るチープなホイッスルの音色に憧れや郷愁を感じているのではないかと思います。それらの魅力はある種の「泥臭さ」で、楽器が洗練されていけば失われていくものだと考えられている節があります。Reyburnのホイッスルはそこを高いレベルで再現することで、他のハイエンドとは一線を画しているように思うのです。

(と言えるほど、いろんなホイッスルを吹き比べてみたわけでもないですが)

曲は”Fig for a Kiss”。東北では秋が深まりつつあります。

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